ミーティングを2つすませたのち、マーケットが~番早く開くシドニーに電話を入れ、市況を聞く。
9時になって、グループ銀行で企業金融を担当する人から電話が入る。
「B社から融資を申し込みがあったが、業績は近年赤字に転落しており、当行の融資基準を満たしていない。長年のお客でもあり、そちらで何か榊手があればお願いしたい」とのこと。
クレジットリスクを非常に厳しく見る会社なので、このような案件がよく回ってくる。
聞けば悪くない案件なので、B社に電話をいれ、財務識をはじめ必要な資料を手配する。
投資家探しも重要な仕事である。
今回の講師は株式部門のトレーダーだった。午後は顧客企業での九センテーシヨンや打ち合わせ。夕方4時すぎに社に戻り、今日のプレゼンの報告書を作成し忍Aさんのグループヘッドである本部長と今後のアプローチを打ち合わせる。
その後、朝依頼したB社の資料が届く。
工場、土地、建物、特許やパテント、ライセンスなど担保のとれる雛はないか、目を皿にして資料を、読み込み候補を挙げる。
確実なキャッシュフローを生み出すものがあれば、それに対して融資す5時すぎにロンドンへ報告の電話を入れ、ここ1カ月の活動についてレビューする。
残った書類は家で目を通すことにして7時に退社した。
証券化が注目されている理由はもう1つある。
証券化によってバランスシートをよく見せることができるからだ。
仮にバランスシートの資産サイドに資産が100、負債が50、資本が50あるとしよう。
100の資産のうち25を証券化すると、資産を75にする一方で、同時に負債も50から25に減らすことができる。
企業にとって、この点は大変な魅力である。
日本でも現在、本格的な証券化を進めるための法案が国会で議論されており、法人顧客への付加価値の高いサービスとして、極めて重要なプロダクトであるといえよう。
その反面、良質の資産を証券化することは、本体企業の格付けを下げる恐れもはらんでいる。
証券化による資金調達で、業績の向上が確実視される場合は良いが、当座の資金調達に追われて証券化をすると、企業の格付けが下がるばかりか、株価の暴落にもつながりかねない点も忘れてはならない。
業績のよくない企業が社債を発行して資金調達をしようとすると、どうしても利率を高く設定せざるをえず、資金調達コストがかさむ。
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